2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今週のお題 ストレス解消法

解消できてたらこんな所でブログなんて書いてねえよ!! いつまでも満たされない承認欲求に、アタシゃもうどうにかなっちまいそうですよ!! いいよな、人気者様共は楽しそうにおブログしてらっしゃってよぅ、ケェーーーッ!! ※ ノートパソコンが壊れた為、…

「魔法少女風味ミリンちゃんのお兄ちゃんは家族が嫌い」

どうなっているんだ。そう言えば、俺はあの後、紅色をした少女と会ってからいったいどうなったんだ。気づいたらベッドの上で、日が暮れていて、新聞を読んで、テレビを見て、そして今、冷めたご飯を前にして、そう言えばそんなこともあったっけと自分の足を…

「病院の朝」

どうしようもない殺意に満たされてしまった俺の上にも、等しく朝はやってくる。あの後、身を焦がすような強烈な悪意に身もだえて、ろくに眠れない俺は、とうとうそのまま朝を迎えた。五階にあるからだろうか、窓から日光が差し込んできたのは、普段俺が起き…

「惨劇の余韻」

気づけば辺りは暗く、俺はベッドの上で眠っていた。傍らには味噌舐め星人が涙を瞳に浮かべて眠り、窓の外から聞こえてくる雨音に静かにその息を混ぜ込んでいた。なぜだか、彼女にとても酷い事をしてしまった気分になった俺は、上体を起こして彼女の頭を静か…

「紅色の少女の悪戯」

彼女はそう言って蹲った僕の顎先にその小さく柔らかい手を這わせた。擽るような感覚に顔をあげれば、彼女の顔が近くにあった。ガラス玉の様な目をした彼女は、仏のように慈悲深く微笑むと唇を開く。すぅと、息を吸い込めば、まるで海に潜るように顔を更に僕…

「紅色の少女の甘言」

窓辺の少女のあどけない笑顔に、俺は思わず心を奪われてしまった。なぜだろうか、あまりに彼女が美しく過ぎて、息を止めてそのまま窒息ししてしまいそうな、そんな気分。性欲でもなければ、独占欲でもなく、父性愛でもなければ、恋心でもない、不思議な愛お…

「夕闇色をした少女との邂逅」

鼻から通されたチューブと注射針が刺さった腕が痛々しい。店長は仰々しい機械の中で、いつになく真剣な顔をして眠っていた。いつもの、あの、人懐っこい、とても中年とは想えない、愛嬌のある笑顔は、店長の顔の上からすっかりとどこかへと行ってしまって、…

3分間SSという奴をpixivで。

http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=83429 書きまんた。投稿しまんた。応募しまんた。 誰か読んでくりとり○。

今週のお題 今週のお題「最近のマイブーム」

マイブームというか最ブーム、漫画の地獄先生ぬ〜べ〜とかですかね。 最近、市内のGEOが古本販売から撤退するらしく、文庫本を十冊ほどまとめ買いしました。 小学生の頃リアルタイムで呼んでたんですけども、今読んでもやっぱり怖いなぁと。そしてエロいなぁ…

「醤油呑み星人の嗚咽」

ICUの前には何人かの人が居たが、その中から顔見知りを見つけるのは実に簡単だった。泥のついた作業服を着た大柄の男に、温かそうなセーターを着込んだ小太りの女性。そして、彼らに慰められている様な格好で、頭を垂れている太い黒縁の眼鏡の女。それは…

「魔法少女風味ミリンちゃんは車椅子を引く」

足を巻く包帯は固く、出刃包丁で引き裂かれた俺の足が、まだ使えないであろう事はわざわざ誰かに聞かなくても明白だった。ミリンちゃんが呼んだ医者と看護婦に、軽い健康診断を受けた俺は、松葉杖かもしくは車椅子を貸し出してくれないかと申し出た。医者は…

「惨劇の終わり、終わりの始まり」

それから後の事は気を失ったので分からない。気がつけば、俺は病院の中に居て、足元には味噌舐め星人が寝息を立てていた。今何時だろうか。余程深い眠りだったのか目元に張り付いた目やにを刮ぎ落すと、辺りを見る。夕焼けに染まったカーテンに、まぶしく輝…

「惨劇ー8」

「撃てぇっ、そいつが犯人だ。店長が刺されちまう、撃て、撃ってくれ!」 銃を捨てて俺は大声で叫んだが、自動扉に閉ざされた店内に、俺の声が虚しく木霊するだけで、コンビニを包囲している多くの警察官達は、店長が刺されるのをただ黙って見続けた。肩から…

「惨劇ー7」

五分ほどしてパトカーはコンビニに到着した。大げさに音をならしてやってきたのは五台以上十台未満。そうしてパトカーは、狭いコンビニの駐車場をたちまちに埋め尽くしてしまった。次々に、紺色の制服を着た警官が車から降りる。そして、扉をバリケードに銃…

「惨劇ー6」

もう一度頭を殴りつけると男は膝を折り、背中を蹴り上げれば蹲った。前倒れに傾く男。その手に握られた銃が地面を撃った。柔らかい床にめり込んだ弾は跳弾することなく、やがて、男は手から銃を離した。俺はすかさずそれを取り上げると、男に馬乗りになり、…

今週のお題 ブログをはじめたきっかけ。

学校で作ったサイトの日記が面白いとかおだてられて。 どこまで世間に通用するのかなとやってみたら、全然通じなくって。 負けてべそかいて止めるの嫌だから。 今でも移転したりしながらダラダラ続けてるという。 そんな感じですね。 自己顕示欲の塊なんです…

「惨劇ー5」

いやっ、いやぁっ、何してるんですか、お兄さんに、何するんですか。止めてください、止めてください、そんな物を向けないでください、お兄さんにそんな危ないものを向けないでください。危ないです、そんなの向けては危ないです。それを打ったら、お兄さん…

「惨劇ー4」

黙るのか、吠えるのか、生きたいのか、死にたいのか。そうやって、生意気な目で俺を見てるだけじゃ分からないよ。どっちなのか、そこの所をはっきりしてくれないと、俺もその気にはなれないじゃない。ただ俺に銃口を向けて、男は言った。また、笑っている訳…

「惨劇ー3」

カッターの男が急に黙った。彼もまた、後ろに立つ相棒の様子が変わったことに気がついたのだろう。ゆっくりと後ろを振り返った彼は、その妙に涼しげな目をした仲間に、おい、どうしたんだよ、と、声をかけた。喉が静に鳴る。今の今まで沈黙を守っていた男が…

「惨劇ー3」

カッターの男が急に黙った。彼もまた、後ろに立つ相棒の様子が変わったことに気がついたのだろう。ゆっくりと後ろを振り返った彼は、その妙に涼しげな目をした仲間に、おい、どうしたんだよ、と、声をかけた。喉が静に鳴る。今の今まで沈黙を守っていた男が…

「惨劇ー2」

どうにか少しばかりの勇気と平静を取り戻した俺は、店長に大丈夫だから心配するなと目で合図を送った。むしろ店長が捕まらなくてよかった。あんたみたいな明かなビビリが捕まれば、恐怖にまともな行動がとれるはずがない。下手をすれば強盗の神経を余計に刺…

「惨劇ー1」

味噌舐め星人が陳列した棚は意外と綺麗な仕上がりだった。これで完璧よくやったと手放しに褒めるには少し崩れていて、かと言ってこれじゃ全然ダメダメと気持ちよく注意するにはおおよそ重要な所は抑えてあった。総合的に評するとすれば、俺はどうにも味噌舐…

「B太は料亭に行った」

ひとしきり味噌舐め星人に仕事の仕方を教え終わると、それを見越したように丁度いいタイミングで搬入のトラックが駐車場に入った。ちわっす、弁当の搬入です、確認お願いできますか。はいはいはいと、倉庫から出てくる醤油呑み星人。バイトしてうちのコンビ…

今週のお題 「運動会・文化祭の思い出」

運動会は50m走がいつもビリっけつで、やりたくねーなーと思っていた思い出しかねーですね。 文化祭は、前夜祭(設営・準備を兼ねて学生のみで行われる、本日一日前のイベント)のプレゼント抽選でうまい棒(30袋)が当たり、場内の男前コールに負けて全…

「味噌舐め星人の陳列」

入れ替わりに醤油呑み星人が脱衣スペースに入ったのを見届けると、俺は真新しい制服姿の味噌舐め星人を連れて事務室を出て、倉庫を通り抜けてレジへと向かった。ポスを使って商品の在庫確認をしていたB太と、給湯室の椅子に座ってつまらなさそうに漫画を読…

「醤油呑み星人の厭味」

ほら、これでいいわよ。後は上着を替えて。上着の着方くらい分かるわよね。大丈夫です、もう大丈夫です。ありがとうございますお姉さん、感謝感謝のヒデキ感激です。また古い言葉を知っているなお前は、異星人の癖に。醤油呑み星人がカーテンを開けて出てく…

「醤油呑み星人の着付」

なにやってんのよ、アンタ、スカートなんて履いて、豆腐の角に頭でもぶつけたの。そして、いつの間にか後ろに居た醤油呑み星人も、驚いたというか、軽蔑するような顔をしていた。おいおい、ちょっと待てよ、仕事入るのは一時間後じゃなかったのかよ。なんで…

「味噌舐め星人の制服」

本当に今更ながら、味噌舐め星人がスカートを履いているのを見たことがないのに俺は気がついた。本来、ウチのコンビニの制服は、というか多くのコンビニの制服は、男女共用のパンツなのだが、残念な助平店長のおかげで我が店舗では、女性店員の制服は特注の…

「味噌舐め星人の面接」

味噌舐め星人を連れてコンビニに来たのはこれで二回目になるだろうか。最初の時は連れてと言うよりは、勝手についてきたのだけれども、そう言えば、店長以外の人間に紹介らしい紹介もしていなかった。だからだろうか、店内に入るなりB太の奴に大声で叫ばれ…

「味噌舐め星人の意慾」

味噌舐め星人の労働意欲は、普段の家での態度からは考え付かないほどに旺盛だった。余程味噌を思うように買えなかったのが堪えたのか。はたまた単に気分屋なのか。恐らくは後者であるのはなんとなくわかったが、どうしてその意欲を日々の生活の中に発揮して…