2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧
すみませんね、勘弁してやってください。どうもこの人、相当に酒癖のほうが悪いらしくって。飲まれる前は普通の方なんですが。熱燗を酒呑み星人に取られた板前が、なぜか奪い取った彼女に代わって俺たちに謝った。はたして板前がそんな風に彼女を庇うとは思…
板前があいよと熱燗を差し出したので手に取った。前の温燗と違いしっかりと温められていた徳利はじんわりと熱く、驚いた俺は危うく酒を溢しそうになった。するとそんな俺の手を支えるように、何処から現れたか華奢な女の腕が伸び、次いで指が絡みついた。白…
別に酒なんて呑みたくなかったし、彼の相談に乗ってやる義理も俺にはなかった。ただし義理はないが、仕事上の付き合いというものを考えれば、上司の機嫌をとるのは半ば義務とも言える。加えて、晴れて先日から数少ないコンビニの正社員となった俺には、彼の…
味噌舐め星人を布団の上に転がすと、俺は外に出ていつものように外廊の柵にもたれかかると部屋から持ち出した煙草に火をつけた。久しぶりに煙草が吸いたい気分だった。一口吸った後、ため息と共に口から煙が出た。思い起こせばここ暫く、今までにないくらい…
味噌舐めがいい感じに百話目更新したので、そろそろPDFにしましょうかねぇ、と。 つっても何使えば良いかわかんねぇなぁ。LaTexとかかなぁ? まぁ、色々と調べてみましょう。 できあがったら載せるので、自由にダウンロードしてくらはい。
それじゃ、お兄ちゃんさんお姉ちゃんさん、さようならです。そうそう、服はそのうちお兄ちゃんさんのアパートに届きますから、届いたら連絡くださいね。写メ送ってくださいね、それじゃぁ、また今度会いましょう。ミリンちゃんはそう言って俺たちに背を向け…
気持ち悪そうなミリンちゃんを背中におぶった俺は、味噌舐め星人と夕闇に染まる住宅街を歩いていた。都会の住宅街は俺たちが暮らしているような場所とは異なり、びっしりと家と家とがほんの少しの隙間もなく隣り合っているような場所だった。見ているだけで…
通されたテーブル席は畳一城もないほど狭く、俺たちは肩を寄せ合うようにしてそこにこじんまりと座った。暫くして店員からメニューが届けられ、俺の隣に座った味噌舐め星人が、喜び勇んで受け取るとすぐさまそれをテーブルの上に開いた。はたしてそこに書か…
私たちを置いてきぼりにしてあの女の人とどこに行っていたんですか。二人っきりで何してたんですか。酷いです酷いです、貴方って人は本当に酷い人です。人でなしです、私が居るのに、他の女の人とどっかに行ってしまうなんて、人でなしです。待ち合わせ場所…
砂糖女史はチーズケーキにフォークを入れた。その三角に尖った先っちょのほうをほんの少しフォークに載せると、ゆっくりとその色づきの良いピンクの唇へと運ぶ。彼女がケーキを食べる仕草は、その物憂げで憂鬱な表情と合わさって実に絵になった。もし許され…
俺がなかなか名前を名乗らないので、酢堂はどうやら自分が砂糖女史の友人の機嫌を損ねるような事をした事に気づいたらしい。ばつが悪そうにこちらを見返す彼の表情は、その気障な造りの顔にはよく似合っていた。そういうわけだから、俺は酢堂に自分の名前を…
初対面の人間にそんな眼で見られるいわれはなかったので、メイド喫茶のオーナーに見下されるいわれはなかったので、そもそも俺はお客様だったので、お前こそなんなんだよ、オーナーだかなんだか知らないが客に向かって失礼だろう、と俺は酢堂にそっけなく言…
オーナーと、メイドたちはその男の事を呼んだ。酢堂さんと、砂糖女史はその男の事を呼んだ。須藤か首藤か周藤か知らないが、どうにも鼻持ちならない感じの顔立ちをしているそいつを、素直に普通の名前でおぼえる気にもなれず、俺はとりあえず酢堂としてそい…
話は突然戻るのだが、どうやら砂糖女史はメイド喫茶で働きたかったらしい。味噌舐め星人に続いてミリンちゃんまでお手洗いに行ってしまいすることのない俺は、メイドと大勢の客が集まっているステージの方をぼんやりと眺めていた。すると、大勢の客を相手に…
いっぺん死んでみる? 論文終わったら暇になるし、休み明けから自転車でも漕ごうかな。 けど絶対に寒いな、よし、止めた。 こんな感じでぶくぶく太る、僕、今80kgさ。
ここ一週間、ノートPCが不調で朝の電車で電源入らなかったりで文章書けなかったのですよ。 そこに加えて論文ですから、だいぶテンパってたんでしょうね、この時は。今もですけど。
あの、すみません、ここで働くにはいったいなにをすれば良いんでしょうか。砂糖女史はあいかわらずおっとりとした調子で俺にそんな事を聞いた。メイド喫茶がいったいどのような基準でメイドを雇っているのかは、俺もその手の話しにはさっぱり疎いので分から…
査読結果を指導教官と読み合わせた結果、論文に追記する実験データを取る為、ある教官の所に特殊な装置を使わせてもらえないかと相談に行く。 説明下手なおかげで、開口一発「なにがしたいの?」と問われる。説明しなおして、なんとか装置を貸していただけま…
私、こういった場所に疎いので良く分からないのですけれど、ここは、その、めいど……所謂世間で言うところの、メイド喫茶なんでしょうか。 砂糖女史はそのスポーティッシュな髪型に反して酷くおっとりとした口調だった。それは、彼女が着ている純白のワンピー…
正直、書ききる自信がありませんぜ。 技術的な所をいろいろ調べてたらえらい時間がかかった。
一章分の小説を読み終わると時間は程よく過ぎていた。携帯電話の宇和隅に付いている時計を確認すると、それはちょうど俺がこの店に入った時刻から一時間後を示していた。ふむ、コーヒー一杯でよくここまで粘れたものだ、我ながら自分の神経の図太さというか…
世の中には偶然という物があるんだなと、この日ばかりは思わずには居られなかった。たまたま入った商店街の喫茶店で、席がないので相席でも構いませんかと案内された席に、先ほど電車の中で相席になった砂糖女史が居るのだから驚かないわけがない。ぽかんと…
お兄ちゃんさんは来なくて良いですよ。あそこのお店で、あそこの百貨店でお別れですよ。仲良く手を繋いで歩くミリンちゃんと味噌舐め星人。そのご機嫌な背中をそ知らぬ顔で、何食わぬ顔で尾行していた俺に、振り返りざまミリンちゃんは無慈悲な言葉をかけた…
しかし、俺がする分には構わない。(秋水さんのブログ)
味噌舐め星人はちろりちろりとスプーンを入れて、メロンソーダの上に載せられたアイスクリームを切り崩しては、おずおずと口に運んだ。彼女の中ではアイスクリームは、白い味噌だったのでなんとか食べれた。しかし、メロンソーダはやっぱり飲むのに抵抗があ…
勘弁してくれ頼むから。
クリームソーダとコーヒーが運ばれてきた。お子様ランチはないのに、お子様の好きそうな飲み物は置いている店の、クリームソーダとコーヒーが俺たちのテーブルに置かれた。コーヒーには銀色の指先程度に小さいコップに入れられたミルクと、人差し指ほどの長…
俺が知らないだけでミリンちゃんと味噌舐め星人は知り合いだった。いやに親しい知り合いだった。姉妹に見えなくもない知り合いだった。実際の所、彼女達の間にあるお互いの認識は、姉妹という事で間違いないのだろう。 どうやら俺は本当に本格的に記憶喪失ら…
メモリとかのスペックはほぼ同じはずなのに、ぬるぬる動きよる。 カスコちゃんとかもうね、今まで見たことない動きしてますよ、レスポンス早すぎ。 すげぇ、Athlonサマサマですぜ、Radeonサマサマ。無理して買ってよかった……。
訂正。勘違いにより阿久根市長なのに、鹿児島市長と書いてました。鹿児島市の市長さんすみません。 障害者は生まれてこんほうがよかったとかそういう話ではないでしょう。結果として、そういう人間が生まれてくる確率が増えたけど、じゃぁ、それを決めるのは…