俺のための論文


 査読結果を指導教官と読み合わせた結果、論文に追記する実験データを取る為、ある教官の所に特殊な装置を使わせてもらえないかと相談に行く。
 説明下手なおかげで、開口一発「なにがしたいの?」と問われる。説明しなおして、なんとか装置を貸していただけませんかと言う旨を伝える。
 「過去にその装置に付いては論文書いたから、それ資料にして理論値だしなよ」と言われる。ここで査読内容に、理論値だけでなく実際の使用感を書くとよろし、みたいなことが書かれていたのをすっかり忘れていて、そんなのいいから貸してくれと前に出なかった。それが後に命取りに。
 それでもなんとか装置を使わせてもらう約束を取り付ける。煙に撒かれた感を感じつつ研究室に戻ると指導教官に軽く怒られた。結果として、その件に関しては指導教官からその教官に話を通すことに。
 腕のできものが一ヶ月くらい治らず、痒くてかつ汁が垂れてやばいので、病院に行くべく早々に帰宅。親父と話しつつ、実験環境についてちゃんとした説明をしなかったこと、危機感が足りていなかったこと、その他諸々含めて、自分の為に論文を書いているという熱意が俺には足りていなかったと自覚する。
 そこをなんとかお願いしますの一言くらい出ても良いのに。アルバイトで何を学んだんだよ、俺は。ちなみに腕のできものはただの失神でしたとさ。


 餓鬼の使いもできない人間にどんな仕事ができるのでしょうか。
 極力ブログのまじめな日記ではネガティブな発言したくなかったし、
 一度発言すると口癖になりそうなので言いたくなかったけど、
 

 死にたい。