カッターの男が急に黙った。彼もまた、後ろに立つ相棒の様子が変わったことに気がついたのだろう。ゆっくりと後ろを振り返った彼は、その妙に涼しげな目をした仲間に、おい、どうしたんだよ、と、声をかけた。喉が静に鳴る。今の今まで沈黙を守っていた男が…
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