2009-10-19から1日間の記事一覧
襲っていたらどうなっていたのだろうか。そこで、俺は目を醒ました。夢なのか現実なのか、まったく判別はつかないが、窓から差し込む明るい光が、今自分の存在している時が朝である事を告げていた。もう潮吹きババアの姿と気配はすっかりと部屋の中から無く…
起きると湿った音が部屋の中に響いていた。それは水音だった、けれども糸を引くような水音だった。蛇口が緩んで水が垂れているのではない、粘っこく絡みつきそうな粘液のような汁が、ゆっくりと掻き混ぜられているようなそんな音だった。誰が、闇の中で、何…