佐藤友哉 『クリスマス・テロル』 読了


 特に裏切られたとも、はぁとも思わなかった。どうせまた認識系のネタなんだろうって感じ。
 最後のオチも、あぁ、またこういうネタかい、はいはい、そうね、先生そういうネタ好きねって感じ。二ヶ月寝ていたことに関しては腑に落ちてないのでもうちょっと考えるかも知れんけど。
 犯人は読者なんですっていうのはよく分からん、意味が分からん、そこら辺を教えていただけると助かる。アホの俺にも分かるように教えてくれると助かる。黒幕は読者なんですって言うのならわかるけれど、単に読者に喧嘩売るためのアレなんだろうね。「おまえらが悪いんだろ、バーカ、バーーカ(涙声)」みたいな。
 これが刊行されたのがゼロ年代初頭な訳で、悪いけどその時期の僕の青春は、二十世紀アリスと大悪司でいっぱいいっぱいだったのだ。なので、悪いが先生に構っている暇は無かったし、西尾維新という固有名詞も森博嗣という固有名詞も知らなかったのよ。というか、あれだ美少女ノベルズからデビューしていたらもうちょっと支援でk(ry
 けどまぁ、純文学書いてる先生が結構好きなので、こういう風にして新本格のジャンルから飛び出てしまったのはよかったと個人的には思うんですよ、俺は。本人にしたら苦しかったろうなぁとも思うけど。商業デビューできるだけ良いじゃん。良いなぁ、良いなあ、羨ましいなぁ。と、無駄に自己主張の混ざった慰めを送っておきます。
 消えないでね、頼むから、もうちょっとだけ居てね、お願いだから。まだ読みたいよ。


 さぁて、これでもう今回の旅行に持ってきた佐藤友哉本は全て消化したわけですが。
 どうしましょう、東京の古本屋でなんか補充してこようかしら、って、自分で決めた文学賞の締め切りぶっちしてるの忘れてた。はよ、書かな。
 なんにせよ、今度のJNGPで似たようなネタやろうと思ってたからすごく参考になりました。
 缶詰で、これから一週間頑張るぞ、おぉー、あっ、履歴書も書かなくちゃ(涙)。