今から五日で250ページ。


 かの有名な群像の新人賞が今月末にあるのですよ。
 それに何かをぶち込んでやろうと思うと、250ページ書かなくちゃならんのですよ。
 いや、最高250なんですけど、やっぱりそれくらいは書かんと、せめて半分は書かないと。
 けど俺が今日書いた分は12枚4167文字なんですよ。一日に10ページなんですよ、いっぱいいっぱいなんですよ。これが俺の最高時速なんですよ。


 諦めて味噌舐めを出しちまおうかなぁ。あ、発表したのは駄目なんだっけ、あれって。


 文學界新人賞が十二月なので、それを目指すというのもありかもしれん。
 けど、俺の書く小説ってなんか微妙な文章なんだよな。
 ライトノベルよりなんだけど、ライトノベルの文体じゃないんだよ、味噌舐めみたいに。
 いや筋立てとか言葉選びとか、根本的に小説としてなっちゃいないのはもちろん自覚してるよ。
 けど、ね、その、どういったらいいんでしょうか、その、それよりも、自分の色が立ちすぎちゃってるって感じがね。


 やっぱ、俺にはどこにも行くあてなんてないのかなぁ。