泣き言日記「文章が書けない事に対して(笑)」


 だいたいこんな事をネタにすること事態どうかと思うのだけれども、そもこれくらいしか今の僕に欠きたいと思えることも無い訳で。なんでまぁこれだけ長い期間者を書く事を続けてて、こうすぱすぱと気の聞いた話題や表現が出てこないのかなぁと思うのだけれども、結局の所、一緒に俺って奴は口でも文でも面白いことはできない人間なのだろうなと。
 かけないって事はつまり、書くことが無いといわけで。書く事が無いと言う事は、文章で食っていくような仕事はできないといわけで。現状に対して満足している訳で。満足しなかったら千の言葉を使って、美しく、世界を自分の思うように変えて、それでスターダムに色んな階段を駆け上っては、周りからちやほやされる時の人となるわけで。やっぱり俺には、叫ぶのに必要な力が足りていないのかなぁとも思う。絶望が足りない、悲壮さが足りない。それじゃ、周りは誰も同情なんてしないね。同情ってのは最も簡単な他社と自分との間を共感で満たすやり方なんだよ。成功してる奴は皆不幸話をするよね、成功話なんてし続けても妬み買うだけだもの。上手いこと考えてるよ、成功する奴等は。
 それで俺はそんなことしないかって言うとするわけで、そのことでとやかく人を攻めるつもりは無いんだ。誰だって楽しい方がいいよ、苦しいのなんて嫌だよ。ブッダやキリストは確かに偉いけど、偉いからお前もそれをまねてやらなくちゃいけないって論調は違うよねってこと。好きなようにやればいいさ、俺はちょっと苦しいくらいが丁度いいのかもしれない。あるいはマゾなのかもしれない。けれど、救いが無いのはやっぱり嫌なんだ。どこかで何かをちゃんとゴールさせたい。させてやりたい。させて欲しい。そのために俺は今、学会に向けて色々と頑張ってるのだけれど、もうそれもちょっと行き詰ってきて、どうして俺はこういう肝心なところでクオリティが低いんだろうか。もっと見栄えを良くして、相手の印象を良くすることとかできないのかとか考えて鬱になるんだ。いやね、そりゃ大した事はやってないけれど、悪くない仕事はやってるつもりだよ。日月はちゃんとかけてるし、丁寧に仕事はしてるつもりなんだ。確かな技術的裏づけを持って仕事をしているかと言われれば、そりゃ間に合わせで作っている部分は多い。けれども、こうすれば使いやすいだろうなって目で見て、可能な限り理想に近いGUIを実装しようと努力している。けれど、パッとしないって理由だけで、こう無視されちゃ嫌気がさしちゃうよ。そうかい、そんなに派手な人間じゃないとこの世の中は生きていけないのかい。俺たちの様にひっそりと、それでいて一生懸命それなりに自分のできる事をがんばってやっている人間が生きていく事は許されないのかい。馬鹿にするなよ、お前たちは何様なのさ。
 おーけー、分かったよ、小さなコミュニティを作って生きていくよ。けど、その小さなコミュニティにも俗せない人間は、いったいどこでどうやって自分の癒す場所を作れば良いんだ? 俺の悩んでいるところはそこなんだよ。ここでも、どこでも、俺が居ていい場所なんてないし、俺の努力で居ていい場所を作ることなんてできなかった。或いは、君たちは俺がそんな事は一言も言ってないじゃないかと非難するだろうけどやめてくれよ。そんなの俺の行動を見れば分かるだろう。なんでこんなことをいつまでもこまごまと続けていると思っているんだ。あなた達に認められたいからやっているだけだよ。けれど、あなた達を認めるのは嫌なんだ。結局の所、俺の内面が変わらないと駄目なんだろうけど、今更俺一人が認めた所であんた達はもう充分に認められてるからどうでもいいんだろう。もういいよ、どうだって。歪んだ形ではあるけれど、俺はあなた達の事を正等に認めている。正等に認めているから妬んでいる。そういうものです、結局の所。
 とにかくそういうわけで、僕はもう文章が今はすっかりと書ける気分ではなくなっているのです。負の感情ばかりが煮しまってきて、こいつをそれこそギトギトに脂ぎった様な小説に転化してやることも表現するものとして大切なのかもしれませんが、どうにもそういうのが長続きしない性分で、こうして小出しにするしかない。だいたい自分の言っている事が世間的に間違っていると言う事は曲がりなりにも理解しているつもりだし、そんな無責任な事を言ってこれ以上人様に顰蹙を買って無視されるのもこりごりだ。こりごりなんだ、もう無視されるのなんて俺は嫌だね。良く分かるよ、そういう気持ちは。僕だってそれで喚くし、泣くし、そういう奴を見て滑稽だと思うけど、結局の所何か表現しようって奴の核の部分にあるのはそういう孤独を埋め合わせたいっていう感情なんじゃないのかなって思う。
 じゃぁ今の俺には孤独が足りてないの? 充分に足りていると思う。じゃぁ、誰かが励ましてくれれば、また書ける様になると思うの? 書ける様にはならないと思う、確かに少しだけだけれども俺の文章を読んでくれる人はそこに居た事がある。けれども、そこから俺がその言葉で這い上がったかと言えば、それはノーだった。いつでも、今でも、俺は自分勝手に文章を書くことしかできない。
 じゃぁいったいどうすればいいの。僕の文章に対するスタンスは常に迷いの中にあって、そこから抜け出せない。僕はどうやって文章を書けば良いのかも分からないし、どうやって文章を書かないですむようになるのかも分からない。非常に気まぐれに文章を書いて、常にぱたりと文章が書けなくなる。途端に、僕は書いているものを書きたくなくなる。そして作品は完成しない。それはプログラムにも言える。僕は小説家にもプログラマーにもむかないのかもしれない。そして、やっとの思いで作り上げたものは、今だどれも評価されていない。それは確かに日月を注いで作り上げたもので、決して自分でも悪くないものだと思っているのだけれども、けれども評価される事に戸惑いを感じていることも確かなのだ。僕の中で何かが歯止めをしているのか、僕の中で何かが評価される事を恐れているのか。
 最後に辛辣な言葉で締めよう、そんなだからお前のチンポは皮かむってんだよ。