そも復調の怖さは青年編と成年編の切り替えで嫌という程味わっている。


 私の小説は、僕から俺あるいは私へと至るというテーマなので、様々な年代の主人公を出しますが、味噌舐めの一カ月周期での過去と現代の切り替えは、なかなか僕から調子が戻らず苦労しました。


 私はすっかりと俺の側に居る人間だと思っていたのですが、まだ僕の様です。