読了 森博嗣『すべてがFになる』


 私「staticって、変数の中身変えれたっけ? 変えれへんだよね?」
 後輩「いや、変えれますね、staticなら……」


 あれ、動的な関数からはstatic変数って弄れんかった気がしたんだけど、俺の気のせいだった。いや、実際気のせいだったっぽい。
 オブジェクト指向でしょ。恐らくはレッドなんちゃらはC++でコーディングしてあるとして、確か昔にコーディングした時そんなエラーをくらってウボァした気がしたのだが。うーん、やっぱりプログラミングのセンスが落ちてるな私。
 いや、それでも言わせてもらう。ぜったい、そんな意味不明なインクリメントしてたら気づくだろ。つうか、変数名で気づけ。システム内で使用されそうな変数名がつけられているとかなら納得できるが。いや、それでもおかしいだろ、もっと多くの人が気づいてもいいはずだぜそんなの。第一、その下の処理見ればドアの開閉処理やってるなーとかわからんのか、分からんようなソースコードなのか、えぇっ、いったいどうなっとるのだ。そも、最初に小島がソース解読した時点で、その情報は読者に提示しないとアンフェアなんじゃないのか推理小説として!! どうなんだよ、ちくしょうっ!!


 いや、純粋に面白かったです。こんだけ専門用語使ってよく書けたもんだと感心します。よっしゃ、これ参考にして俺もマニアックな理系小説書こう。そうだな、タイトルは「すべてがNullpointerExceptionになる」。うわぁい、変数に値代入するの忘れてる。うわぁい、jarファイルがリンクされてなくってオブジェクトが作れてねぇ!! みたいな。あれ、ちょっと違うなきっと。まぁいいか。